渡邉 康明のプロフィール

離婚行政書士 渡邉 康明
協議離婚をはじめ、夫婦関係修復、別居サポート、婚前契約書作成も行ないます。

プロフィールは次のとおりです。

 

よろしければ、概要より下の記載も、ご参考になさってください。これまでの自分を詳しく書いてみました。

 

 

【夫婦研究家・離婚行政書士 渡邉康明プロフィール(概要)】

 

行政書士夫婦研究家

「離婚行政書士」名義での活動は、第1号を自負。

 

2008年10月15日より行政書士登録。行政書士としては 16年目。当初は、栃木県行政書士会に入会し、栃木・小山市にて、「行政書士ワタナベ家庭の法務事務所」の代表として、活動。2018年4より、自己の事務所を終了し、東京都行政書士会に入会。同時に、東京・台東区にある、行政書士法人エド・ヴォン東京オフィスに所属。

 

これまで、幅広く、各種許認可申請業務及び権利義務・事実証明に関する書類の作成を経験しながらも、中では、最も多く、女性の御依頼から始まる、離婚協議書公正証書案作成業務を経験し、現在に至る。

 

1978年8月10日生新潟県五泉市出身(桜とニットの街。関東では、里芋「帛乙女(きぬおとめ)」でご存知の方も多いです。なお、厳密には、僕は旧中蒲原郡村松町出身です)。学校法人石善学園新潟第一高等学校卒業。白鷗大学法学部法律学科卒業。また、白鷗大学大学院法学研究科(修士課程・民法専攻)修了。

 

趣味は、創作料理と、下町散歩、ドライブ。

現在は、台東区のとなり、東京・荒川区に在住。

 

なお、現在は、ライフワークとして、また、心のトレーニングとして、知的障がいを持つ方の外出をサポートする、「障害者ガイドヘルパー」としても、台東区にて、活動中である。

 

また、2024年より、有限会社オー・ティー・シーの取締役として、建設業の経営にも携わる。

これまでのカウンセリング・行政書士業務の経験を活かした、役員としての活動を行う。

 

■ 登録番号 第08122121号

■ 会員番号 第11902号

 

所属団体◆

◎東京都行政書士会台東支部

 ※行政書士として、所属。

◎栃木県小山地区新潟県人会

 ※新潟県出身者(理事)として所属。

◎一般社団法人 日本地域経済再生機構 Kクラブ及び士業協力協会

 ※協議離婚サポートを専門分野、得意分野とする行政書士として所属。

 

 

□好きな本

・松下幸之助『松下幸之助 成功の金言365』(PHP研究所、2011年)

・黒川伊保子『夫婦のトリセツ決定版』

(講談社、2022年)

・アンミカ『アンミカ流ポジティブ脳の作り方 365日毎日幸せに過ごすために』

(宝島社、2020年)

 

 

■Linkedin

www.linkedin.com/in/gwatanabekh

【「小粒」だとしても、ピリリと辛く】

基本が行政書士」だと、法律関係のお仕事は、もちろん、法律上限界があります。

しかし、逆にいえば、「自分に何ができるのだろう」という思いが強くありました。

 

実は、離婚問題や相続の問題など、家庭に関する問題は、法律だけでは解決できないと思うのです。

そこには、「悔しさ」、「苦しさ」、「悲しさ」、「怒り」、「怨み」などの感情が、絡みつきます。

 

しかし、これは、「法律」や「高校までの5教科」を勉強しただけでは、わかりません。

 

●他者の感情を感じ取る力の日々の強化

●感情を踏まえた、法律事項以外の、態度共感ラポール計画助言等の実施の経験

以上が必要になってくると思います。

 

私は、4歳くらいから、置かれた環境により、様々な経験をしてまいりました。それを、「行政書士業務」にプラスして、私らしい「離婚行政書士」をしてまいる所存です。

 

もちろん、弁護士の先生が代理人となるべき離婚協議や、調停・裁判で勝つ方がよい離婚の方法もあるでしょう。しかし、心に重きを置き、夫婦間で話し合って決めるべき離婚の形もあるはずです。

 

ゆえに、「法律」としては、やれることが限られている分、法律以外のノウハウも活かし、貴方の「離婚」に挑んでまいる形で、私は皆様をサポートしております。

【あくまでも、貴方の状況から見る】

ご相談をされた時。離婚経験がお有りの方や、専門家の中には、ご自分の主観やご経験から、アドバイスをなさるスタイルの方も、いらっしゃるでしょう。

 

もちろん、それも一つの考え。スタイルには、様々やり方があるでしょう。

 

しかし、私のスタイルは、貴方の状況から見ていくというスタイル。

 

あくまでも私見ですが、貴方自身ではない、他者の主観や経験は、あくまでも「仮説」だと思います。よって、それが貴方にとってもベストなものなのかは、貴方とカウンセリングを重ねていくことでしか、わからないと、私は考えます。

 

夫婦の在り方は、いろいろ…。

 

どうか、貴方にとってベストな「夫婦のカタチ」を、遠慮なく、私にお話ください。

私のこれまでの行政書士としての実績です。

【私がこれまで行政書士として扱った案件】

15年以上の、これまで経験した数多くの行政書士業務。言うまでもないですが、これまでの様々な実務におけるノウハウは、もちろん今に生きています。そして、多くの離婚法務の経験は、他の離婚法務自体を助け、また、多くの離婚法務以外の経験は、離婚法務を、違う視点から、助けます

 

[離婚法務]

離婚に関する業務の経験が15年以上の業務経験で一番多いですね。特に、女性からのご依頼が多いです。

◯ 離婚協議書の作成

◯ 離婚給付等契約公正証書作成サポート

◯ 不貞行為相手との示談契約書または誓約書の作成サポート

◯ 離婚に関する法務相談(注.当時の呼称。行政手続・権利義務に関する書類の作成に関する相談)

 

 

[その他、家庭法務・企業法務・許認可申請]

 

ちなみに、以下の経験もあります。15年以上も行政書士をやっていれば、様々あります。

 

なお、特筆すべきは、

・婚前契約書作成(さらには、これまでの離婚業務ノウハウを最大限活かすことも特徴でしょう)

・任意後見契約書(移行型)の作成サポート

・死亡危急時遺言作成サポート

・クーリング・オフ(事業者)

・消滅時効援用等通知書の作成

警察監察室宛上申書作成(不当な取り調べと思料される案件に対する警察・公安委員会への苦情)

「草の根技術協力事業」に関する手続き

でしょうか。これらご経験のある方は、もしかすると、都内でも少ないのかもしれません。

 

婚前契約書作成,遺産分割協議書作成(相続財産目録・相続人関係説明図含む。数次相続の案件もあり),相続財産名義変更手続き(自動車・株など),自筆証書遺言起案,公正証書遺言作成サポート(起案・証人),死亡危急時遺言サポート(起案・証人),遺言執行人,任意後見契約書作成サポート,示談書作成,金銭消費貸借契約書作成,不動産賃貸借契約書作成,連帯保証契約書作成,フランチャイズ契約書作成,システム利用申込書作成,代理店契約書作成,業務委託契約書作成,売買契約書作成,贈与契約書作成,秘密保持誓約書作成,各種案件に対応した内容証明作成,クーリング・オフ(個人・事業者),損害賠償請求書の作成,消滅時効援用等通知書の作成,内容証明郵便を用いた退職届の作成,被害届作成,告訴状作成,警察監察室宛上申書作成,建設業許可(新規・更新),電気工事業法に基づく届出,交通事故の後遺障害申請,建設業決算変更届出,飲食店営業許可申請,風俗営業許可申請,映像送信型性風俗特殊営業営業開始の届出,無店舗型性風俗特殊営業営業開始の届出,旅館業許可申請,古物商許可申請,車庫証明,自動車名義変更,食品表示に関する調査,在留資格認定証明書交付申請書の作成,特定個人情報の取扱いに関する基本方針の作成,「草の根技術協力事業」に関する手続き,株式会社設立,定款作成,議事録作成,NPO法人設立,合同会社設立,予防法務顧問,各種法務相談(注.当時の呼称。各種許認可申請業務及び権利義務・事実証明に関する書類の作成に関する相談)など

 

 

【セミナー実績】

 

◯「よくわかる法律たいさく講座」【行政書士・社会保険労務士と、共同主催】

・離婚たいさく講座(女性編)

・離婚たいさく講座(男性編)

・相続たいさく講座

・遺言たいさく講座

◯これだけは知っておきたい法律(家庭編)【主催】

◯聞いてナットク!相続いろは【主催】

◯相続寺子屋【他の行政書士と、共同主催】

〇婚前契約に関するお話【講師として招待】

◯マイナンバー制度の運用対策セミナー【社会保険労務士と、共同開催】

〇建設業許可に関するセミナー【社会保険労務士と、共同主催】

◯専門学校にて、ビジネス活動に必要な法律の授業を、不定期に担当【外部講師として担当】

【離婚カウンセリング・離婚コーチングの更なる基礎力を磨いて】

離婚行政書士である渡邉康明は、大学在学中に「社会心理学」単位を取得した後、15年以上におよぶ実務経験により、離婚カウンセリングノウハウ体得したほか、離婚カウンセリングおよび夫婦関係修復プログラムに関する基礎力をさらに強化すべく、基礎心理学応用心理学に関する専門書や、臨床心理士医師日本心理学会による動画参考としながら、更なる研究を進めております。

 

特に、心理学社会心理学家族心理学発達心理学パーソナリティ心理学(性格心理学)、感情心理学犯罪心理学および臨床心理学研究を、鋭意的に、進めております。

 

また、「エニアグラム」についても研究を進めております。エニアグラムは、キャラクター分析に有用と考えています。よって、「エニアグラム入門ワークショップ」の受講をはじめ、文献による研究など、これまでの経験と理論をリンクさせる研究を進めております。よって、私のカウンセリングは、エニアグラムについても、一部、取り入れております。

 

 

なお、コーチングについては、自分に対するコーチングをコーチより実際に受けつつも、様々な文献参考としながら、離婚コーチング技術の向上に、現在も、努めております。

その他、これまでの私の詳細を書いてみました。

【そもそも、なぜ、行政書士となったのか?】

実は、僕は、もともと、消費者問題を主に扱う弁護士になりたかったのです。

 

当時は、「デート商法」や「悪質リフォーム商法」などの悪質商法が問題となっていました。しかし、「人の善意」を踏みにじり、何の罪もない人を苦しめ、また、その人が日常生活において不必要に苦しまれる姿を見たくない、と思い、弁護士となるべく、まず、大学の法学部に入学しました。ちなみに、「なぜ弁護士か?」といえば、やはり、高校生の当時の僕も「消費者問題を扱えるのは弁護士だけだ!」と考えていたからです。

 

後述しますが、大学では、「法律研究会」に入会。そこで、サークルの先輩から、ついに「行政書士」について教わります。

 

結局、司法試験は合格することなく、行政書士試験のみ合格を果たし、現在に至ります。

 

しかしながら、行政書士にもできること、実は沢山あります。「行政書士法」は、僕ら行政書士に、実は、可能な限り様々な権利を与えています(ちなみに、先述の消費者問題については、書面によるクーリング・オフや、消費者契約法などを根拠にした内容証明書による契約の取消等、また、犯罪の要件と証拠・証人を満たせば告訴状の作成などが、僕ら行政書士にはできますよね)。今は、ここに魅力を感じております。ときには、弁護士や、司法書士、社会保険労務士、税理士などの他の専門家の先生に助けていただきながらも、しかし、今後も、最大限に行政書士という資格を活かしてまいりたいですね。

 

また、僕にとって、結果、消費者問題より離婚に関する法務がメインとなったのは、僕の以前経営していた行政書士事務所「行政書士ワタナベ家庭の法務事務所」の看板において掲げた5つの業務ラインナップ、①消費者問題、②成年後見、③交通事故、④離婚、⑤相続のうち、「熟年離婚」「婚前妊娠結婚」「スピード婚」などの時代の流れを受け、それゆえお客様のニーズとして、たまたま「離婚」が一番多かったから…と断言したかったのですが、思い返せば、実は、僕に関するこれまでのことを考えると、そればかりではなく、ある意味そうなる運命だったようにも思えるわけです。

【広く浅く入り、最後に特化する】

最低限各々の分野の基本はおさえつつ、しかし、様々な分野において様々な経験をまずする。そして、その後に特化する。そのような方法を、僕はこれまで、何事にもとってまいりました。「離婚行政書士」としての今の自分も、その結果です。

 

しかし、僕は、少なくとも、法律実務を行なう者は、最初から一つのもののみを研究し、それのみを依頼人の方に使うようなことは、やはり危険だと思っております。

 

なぜなら、法律問題とは、法律知識のほか、一般常識、一般教養、人の感情や、状況、立場、性格、生い立ち、経験など、また、人間力や、技術力、表現力、忍耐力、行動力などの法律知識以外のものも関わってくるからです。法律トラブルとは、人と人との間で生じた、大なり小なりはありますが、いわば「人間の感情を主としたケンカ」なのです。ですから、様々な視点から物事を見て、判断し、行動しないと我々はいけないわけです。もちろん、法律知識自体も、様々な法律のうちどれを使うのが本当は最適か、また、どれとどれを組み合わせればより最適か、があるわけですから、一つの分野の法律知識のみでは実務では到底歯が立ちません。離婚問題も然り、です。

 

ゆえに、「様々な経験をし、その後に特化する」という、物事のアプローチに努めてまいりました。

【六法をはじめとする、法務に必要な法律の基本を、まず大学・大学院で習得】

大学では、民法はもちろん、憲法・刑法・商法(商法総則・商行為、会社法、手形・小切手法など)・民事訴訟法・刑事訴訟法・倒産法・民事執行法・行政法などの各法律の基礎を学びました。

 

法律専門家になるため、僕は、まず大学で法律を学びたいと思い、大学に入学しました。なぜなら、各法律に対し、深く研究されているのは学者の先生だからです。すなわち、学会に参加されたり、論文を執筆されたり、専門書を執筆されたり、各学説の立場をとり他の学者の先生と議論を交わされたり、学生の皆様に講義をなさる学者の先生から法律を学ぶ方が、深みのある法律知識を習得することができ、よって、法律家を目指す自分に最も後々役立つと僕は考えたからです(なお、弁護士の菅原貴与志先生も、『司法試験への招待』(法学書院)のなかで、同趣旨ことをおっしゃっていらっしゃるかと存じます)。だから、大学で学ぶ機会を得ることができたことは僕は有り難いですね。

 

ちなみに、大学では、入学早々、サークル「法律研究会」に所属。ビジネス実務法務や、法学検定、宅建試験、行政書士試験、社会保険労務士試験、司法書士試験、司法試験などの様々な資格試験受験の勉強会など開催し、実行するサークルです。様々な法律に関する資格取得を目指す先輩や、仲間および後輩と切磋琢磨した4年間でした。そして、そこで、サークルの先輩から教わり、弁護士とはまた別の、契約書や内容証明書などの権利義務・事実証明に関する書類を駆使して法律問題を解決する法律家である「行政書士」に出会えたわけです。ちなみに、たどたどしくも、1年ほど法律研究会の会長を務めたり、1年ほど「行政書士講座」を自分自身が主催したのも、よき思い出…。

 

また、大学では、石川信教授の民法ゼミに所属。卒業論文は、『不動産物権変動の一考察』です。

 

大学院で習得したノウハウ。大学院(法学研究科、修士課程)では、民法を専攻し、引き続き、指導教授である石川信先生をはじめ様々な分野の法学者の先生方から、民法を主に、各法律をより深く学ぶことができました(離婚に関する法律は、主に民法)。よって、民法に対する考察力をはじめ、各法律に対する分析力参考文献収集力判例・裁判例収集力文献読解力、質疑応答力発表力講義力論文作成力などを習得することができ、今の自分の離婚法務業務にも、とても役立っております。これらを学べたこと…。純粋に法曹を養成するための大学院である「法務研究科」でなく、主に研究者を養成するための大学院である「法学研究科」の修了が結果としてできたことは、これらを習得することができたわけですから、少なくとも自分にとってはよかったと思っております。だからこそ、弁護士の先生と法律に関するお話も雑談の場でそこそこできるのかな、と思います。大学院に行けたこと、これも大変有り難いことだと思っております(ちなみに、修士論文は、『債権譲渡特例法の課題』。これも大変有り難いことに、『白鷗大学大学院法学研究年報 創刊号』に掲載されました)。

 

さて、自分の目指す法律家像に従い、必要な各々の法律の基本を学びながらも、特に「民法」に力を入れた学びを6年間僕がしたのにも理由があります。それは、法律トラブルの際に、基本的にそのトラブルの解決の頼りになるのが「民法」だからです

 

不法行為における損害賠償の請求について(民法709条)、慰謝料の請求について(民法710条)、債務者の債務不履行の際の損害賠償請求について(民法415条)、契約などの法律行為の公序良俗無効について(民法90条)、協議離婚について(民法763条)、裁判離婚について(民法770条)など、規定されている「民法」。

 

「刑法」は、刑事罰について規定していますが、「法律問題が生じたときにどう考えるか」を規定しているのは、やはり「民法」だと思います。

 

刑事的な責任追及も時には大切ですが、最も身近で、より真の法律問題の解決につながる、民事的な責任追及に取り組みたいという思いが、僕には特に強かったですね。

 

そして、民法が、僕を「離婚行政書士」にまでさせてくれましたので、結果として、この民法という法律の選択はよかったと思っております。

【離婚法務16年目の実務経験】

ただし、学校で学んだ「法学」の理論を、真に依頼人のために活かすには、実務において「どれだけ様々なことを経験してきたか」がやはり重要となります。すなわち、実際にどれだけ様々なケースの経験を経てきたか、その際、どれだけ自己の法律知識を活用、応用してきたがが重要となります。

 

この15年以上もの間、様々な離婚に関し、多くのご相談を受け、また、様々なご夫婦を見てきました。不貞行為をしてしまったご主人に対して悔しさを涙を流され僕にぶつけられる奥様、ご主人のDVに悩まれる奥様、お子様を一人で育てる決意を僕の前でなさったお母様など…。しかし、最後には、強い志を持たれ、そして、やさしく笑顔を見せてくださったご依頼人の皆様方。…そして、僕も、それぞれのご夫婦の問題に対し、どのような条文を作り、また、どのように条文を組み合わせ、結果、それぞれの依頼人の皆様を幸せへと導く「離婚協議書」としてどう完成させるか、各々の案件につき、試行錯誤しながらノウハウの質を高めてまいりました。

 

そのような皆様方からこれまでいただいた様々なデータが、今の「離婚行政書士」の僕を構成してくださっています。とても有り難いことです。また、おそらく、これからも、データは蓄積され、なおかつ、僕の離婚に関するノウハウは熟成されていくでしょう。

【その他、行政書士としての経験】

さて、そのほかの僕のこれまでの行政書士としての経験も、せっかくですからお話しておきましょう。

 

まず、行政書士として活動するため、開業する前に準備を実施。第一に、一般財団法人実務教育研究所『文部科学省認定社会通信教育校正実務講座』を2008年1月15日 に修了し、文章作成・訂正の基本について学び、第二に、LEC東京リーガルマインドにて、行政書士の実務研修講座を受講しました。また、第三に、法律の専門書を読み返し、第四に、事業計画を練りました。

 

ちなみに、なぜいきなり開業したかといえば、行政書士補助者や、行政書士法人における使用人行政書士なども含め、行政書士の先輩の先生に「弟子入り」するのが現実的には難しいと当時感じたからです(…本当は、まずはそうしたかったですね。でも、後々、様々な行政書士の先輩の先生方から、沢山、アドバイスをいただきました。なお、後日、そのこともあって、僕は行政書士補助者を迎え入れました。これまで様々苦労をかけましたが、今は彼も自分の目標に向けて頑張っています)。

 

そして、2008年11月、離婚や、相続、遺言、消費者問題、金銭問題などの暮らしで生じた法的問題、すなわち、家庭法務を行政書士として主に扱う「行政書士ワタナベ家庭の法務事務所」(ちなみに、「家庭の法務事務所」という事務所名は当時、全国初。また、僕が当該事務所開設当時から使っている、「企業法務」との差別化をすべく用いた、「家庭法務」という言葉も、とある学者の先生が当時ご使用になっていたのみの時代)を、栃木県小山市において、代表者として開業。なお、栃木県小山市で開業したのは、①学生時代に6年間住んでいた街だということ、②多くの友人・知人と会える環境であること、③都内へのアクセス、生まれ故郷へのアクセスもしやすいと思える環境であること、などがありました。

 

ちなみに、開業当時そのエリアでは少なかった、弁護士・司法書士・税理士・社会保険労務士・土地家屋調査士・離婚カウンセラー・経営コンサルタントなどの専門家の先生とのネットワークの構築にも開業当時励み、結果、無事構築致しました。

 

また、集客の方法も研究・実践。ポスティング、FAX営業、DM、飛び込み営業、POP作成、依頼人の皆様よりのご紹介など、考えられる様々な「アナログ営業」を経験してきました(栃木県・茨城県の皆様、その節はお世話になりました)。当時は、同期の行政書士の先生と、日々、「作戦会議」をしたり、一緒にポスティング活動もしておりましたね。・・・懐かしいです。

 

また、当時、そのエリアではほぼ無かった、行政書士によるセミナー活動も実行できました。これが、「よくわかる法律たいさく講座」という、4人の行政書士と1人の社会保険労務士のセミナーユニットまでに進化できました。これも嬉しかったですね。

 

しかし、「これからは“デジタル営業”がより重要になる」と考え、そちらに重きを置いた営業をアナログ営業以上に研究・実践してまいりました。

 

開業当時そのエリアでは行政書士では皆無だったAmebablog(アメブロ)を、開業半年後からスタートさせ、その後、Facebook、Google+、Twitter、Instagram、LINEBLOGなどのSNSやブログにも独学で様々試行錯誤を繰り返しながら挑戦してまいりました。

 

ホームページも、開業当時の2008年といえば、まだまだ、今よりもホームページを作っている会社は少なく、あっても「手作り感満載」のホームページが乱立している時代。その時代に、ホームページビルダーで、初心者であるにもかかわらず、手作りでホームページを作り、ほぼ1人で、インターネットで調べつつ、SEO対策にも取り組んでおりました。

 

なお、栃木県行政書士会に所属していた当時は、多くの栃木県行政書士会主催の業務研修を受講したほか、栃木県行政書士会業務開発部 主催 『自主交渉援助型調停に基づく調停人養成講座 初級編 中級編』を受講しました。この研修で学んだ内容は、実務において直接使用することはもはや無くなりましたが、話し合いのコツにつき学ぶことができ、「協議」という法律問題の解決方法に関し、とても参考となる研修でした。    

 

2018年5月からは、東京都台東区東上野にある「行政書士法人エド・ヴォン東京オフィス」に所属。なお、「行政書士ワタナベ家庭の法務事務所」を閉じ、弊社に所属したのは、①栃木から東京へとステージを切り替え、行政書士として再チャレンジをしたいと決意したこと、②弊社のメンバーが温かみがあり、かつ信頼のできる方々なこと、③代表としてでない経験もしたいという希望があったこと、などの理由です。

【今の自身のキャラクターを構成する、行政書士業務とは少し異なる、これまでの様々な経験】

なお、個人的には、これまで様々な経験をさせていただきました。これらにより、もとから少々あった忍耐強さ負けず嫌いのキャラクターもあり、社交性や、タフさ法律以外の知識がどんどん磨かれてきたような感じがします。…しかし、まだまだですが。

 

第一に、小学3年時に、髄芽腫という病気で3カ月間病院に入院したこと(病室は、男性も女性も大人も子どももいた、6人部屋の脳神経外科の病室。当時、テレビは共同で競争。僕は運よく放射線治療で完治しましたが、実は生存率は47パーセントだったそうで…。しかし、退院時の検査だった脊髄の注射の感触は今も覚えています。…痛かった)。ちなみに、当時、病室で一緒だったお兄さんにも、遊んでいただいたりと、大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

第二に、リーダーの経験。小学生の時は、班長、学級委員長、運営委員長。中学の時は、保健委員長、科学部部長。高校の時は、英語部部長。大学の時は、サークル「法律研究会」会長と、様々なリーダーの経験をさせていただきました。…そうですね、「行政書士ワタナベ家庭の法務事務所」の代表でもありましたね。それぞれ、けして素晴らしいリーダーではなかったと思いますが、自分なりには精一杯やりました。「人を導く」ということの有り難い経験です。

 

第三に、中学1・2年時には、上記「第一」の病気の副作用などの関係で、実家のある五泉市を離れ、新潟市の親戚の家に一人で住所を移転し居候し、新潟市の中学校に通ったこと。また、中学3年時には、同じ理由で、父と1年、新潟市の学区内のアパートで2人暮らしをしたこと(その後何年か後、その思い出のアパートは焼失したそうで…。正直ショックでしたね)。

 

第四に、大学時代にした人生初めてのアルバイトが、居酒屋での接客で、びっくりしながらも、また、マスターに怒られながらも、3年やりきったこと(ご迷惑をおかけし、すみません)。

 

第五に、NGOのサポートのため、カンボジアに行き(初めての海外。しかも、一人で、成田の空港からシンガポールの空港を経由し、カンボジアのプノンペンの空港までいくはめに…。深夜の一人ぼっちのシンガポールの空港は心細かった!もちろん、帰りも一人。でも、そのような短期間でも英語が聞き取れるように少しなり、ビックリ)、しかし、現地の子どもたちがたくましく生きている姿を見てきたこと。

 

第六に、栃木県小山市に居たときは、小山市消防団に所属し、火災で深夜に出動したり、水害時の交通誘導のサポートをしたり、点検に参加したりしたこと(点検は早朝が多くて…)。ちなみに、「ポンプ車操法」での担当は機関員。まあ、未熟な機関員でした。ご迷惑をお掛けしました。しかし、団員の皆様、ご近所の方々から、それでも温かく接していただき、町内での交流を深めることができたことはとても嬉しかったですね。

 

第七に、音楽の経験。僕の従兄弟は、音楽を仕事としています。従兄弟は、小学生の時、ピアノを習っていました。その影響を受け、僕もピアノを習ったわけです。まあ、初級のバイエルでやめてしまいましたが…。その後、数十年後に、バンドのメンバー(キーボード)に誘われることになるとは…。バンド名は「小山スーパーバンド」。といっても、いわゆる「おじさんバンド」ですけどね。でも、「つま恋」で、吉田拓郎さんのトリビュートライブに参加したり(計2回)、「浜名湖フォークジャンボリー」にも出場したんですよ。…しかし、キーボードの腕前は…。結局、右手3本指でコードを弾くのが精一杯。初級バイエルの腕前は錆びついていましたね。でも、バンド仲間の皆さんと「つま恋」や「浜名湖」で一緒に楽しく演奏ができたのは、良き思い出です。

 

第八に、行政書士になってからも、小・中・高の子どもたちの家庭教師や、コンビニエンスストアのレジ・清掃、運送業の補助、廃品回収の補助、プラカード持ち、テント設営、イベント撤去、食品工場作業、フロア接客、商品の検品、結婚式場の皿洗いなど、様々な世界をアルバイトを通し経験してきたこと…。もちろん、 経済面でも助かりましたが、様々な経験が有り難いですね。なお、自分は、特に、「子どもたちや社会人の方々に勉強の方法を教える」のが好きであり、なおかつ得意な方だと思います。…まあ、父はそれを以前より見抜き、「学校の先生になったどうだ?」と大学進学時に僕に言っておりましたが…。これまで、中学受験や、高校受験、大学受験、ビジネス実務法務検定(2級・3級)、行政書士試験、社会保険労務士試験、司法試験などの受験アドバイスをしてきました。合格実績ももちろんあります(ほぼ合格です)。自分の弟たちの高校受験対策からはじめて20年以上の受験アドバイスの経験。人のサクセスストーリー構築のサポートをしたり、人をプロデュースするのが好きですね(対して、自分のプロデュースは苦手なのが辛いですが)。だからこそ、今の自分は、「コーチ」という職業も、仕事として感覚的にチョイスしているのでしょうね。

 

第九に、広島を訪れ、「話し合い(協議)の大切さ」を学びました。たまたま、令和元年11月22日(いわゆる「いい夫婦の日」です)に日本行政書士会連合会主催の「行政書士申請取次事務研修会」が広島で開催されたので、その研修を受けに、また、広島について学ぶいい機会だと思い、訪れました。原爆ドームを、計2回、目の当たりにし、また、広島平和記念資料館も、計2回訪れました。やはり、自分の目で直接見た方がより伝わりました。「戦争」とは何の罪もない人をも結果として殺してしまう行為…。戦争のなきよう、平和を広めていくよう、私たちは鋭意努力し続けていくべきだと痛感致しました。しかし、これは、私の行なう「協議離婚」の意義にも関係してきます。すなわち、極力、どちらも苦しみ傷つかず、円満に解決することの大切さ。なお、ローマ教皇が当時お話をなさっていらっしゃった「平和の集い」の開催場所である広島平和記念公園の近くに、その時その場に自分も居られたことも、大変貴重な経験でした。

 

第十に、カオハガン島を訪れ、「幸せとは何か」を学びました。カオハガン島は、貧しかったり、何もないかもしれません。しかし、島に住む皆さんは、一日一日を楽しそうに暮らしていらっしゃいます。海や自然を愛し、珊瑚礁を大切にし、ニワトリや犬の賑やかな鳴き声に囲まれながら、ご家族と楽しくお暮らしになっていらっしゃる日常…。確かに、日本で暮らす私たちには、そのまま通用しないこともあるかもしれません。しかし、皆様の「幸せ」を考える上では、とても参考になると僕は思うのです。島のオーナーでいらっしゃる崎山克彦さんをはじめ、スタッフの皆様、一緒に滞在した日本人の現地留学生の皆様、台湾でオイスター料理を出す店を経営されている方などともお話ができ、とても素晴らしい経験をさせていただきました。五泉市近くの新潟ご出身の方に、カオハガン島でお会いできたのもなんとまあ…。しかし、また、訪れたいと思います。 

【栃木県小山市での活動の継続】

僕の行政書士事務所のあった栃木県小山市には、引き続き、依頼人の皆様もいらっしゃいますので、現在でも多い時には月に3回程度帰っております。

 

そして、東京に在住する今でも、栃木県小山地区新潟県人会の理事のお役目も拝命しております(小山地区新潟県人会、参加者鋭意募集中!!)。