夫婦問題の仕事をしている「ルーツ」

「夫婦問題研究家」および「離婚行政書士」の起源とは。

ここでは、現在「夫婦問題研究家」および「離婚行政書士」ができております自分についての、様々なルーツ(起源)をお話ししてみたいと思います。

 

これらに恵まれ、今の自分があると考えます。ご依頼の際のご参考と少しでもなれば幸いです。

 

 

1.ご依頼されるルーツ:両親

 

なぜ、私に対し、数多くの行政書士業務のうち、離婚に関する業務の依頼が多いのか。

 

おそらく、そのルーツは、両親にあるように思います。

  

前提として申し上げておきますが、両親は有り難いことに仲が良い方だと思います。ですから、僕の場合、両親の夫婦問題に関し、悩んだ経験はこれまでありません(だからといって、夫婦ですから、多少の喧嘩は、もちろんあるでしょう。対して、一緒に住んでいた母方の亡き祖父母はいつも夕食後に大声で喧嘩をしておりました。でも、やはり、母方の祖父母も、仲が良かったからこそだったのだなぁ、と後でわかりましたが…)。

 

さて、そのような私が、なぜ、貴方の離婚に関する心の辛さを共感できるのか…。

 

それは、両親のキャラクターによるものが多いと思います。

  

まず、母ですが、よく、友人・同僚などの方々より相談を受け、アドバイスを友人・同僚などの方々にしております。これがよく相談されまして…。その母の姿を幼少期から見てきました。ちなみに、母から、小学生の時から、「恋愛相談トレーニング」のようなものも受けておりました。母と問題を共有し、私も幼くたどたどしいながらも、一緒に解決策を考えたことも沢山あります。なお、問題は、特に、恋愛・夫婦・離婚問題が多かったように思います。そして、これが、私の離婚カウンセラーとしての「原点」となっているように思います。

 

ですから、言うまでもなく、恋愛関係に周囲がより多く至る大学生時代から、私も、恋愛などの相談を、友人として受けてきました(恋愛アドバイスの結果、結婚できた友人もおりますね)。それが、行政書士としての「法務相談」となり、さらに離婚に関するカウンセリング・行政書士相談となり、現在に至るわけです。

 

ちなみに、上の弟も、その「血」を母から受け継いでいるらしく(ちなみに、上の弟は、母のキャラクターを私以上に受けています)、友人・同僚から恋愛相談をよく受けます。…兄弟で、自分の恋愛そっちのけで、人の恋愛について悩んでいるのですから、それもいかがなものかとは正直思いますが。

   

そして、父は、「冷静・論理的・計画性」をもつ人です。国立の大学で公務員として役職をいただきながら定年退職まで勤務し現在に至る父の姿は、自分の行政書士コーチとしての「原点」となっているかと思います。なお、私のほか、現在はライターである下の弟が、このキャラクターを強く受け継いでおりますね(むしろ僕より強力ですが)。

  

そのような「母:父」の「割合」が「50:50」の自分。これら事実が、今の私をおそらく構成しておりますでしょうか。

 

 

2.分析力のルーツ①:「代ゼミ」時代

 

実は、私は、高校卒業から大学入学まで、1年間「浪人」時代があります。浪人時代は、「代々木ゼミナール新潟校」にて、本科生として通学していました。

 

予備校での一年。これは、はっきり言って、私には衝撃的なものでした。

 

特に、各講師の「余談」。講師の、個性的、かつ、哲学的思考。「先生の言う通り」という、高校時代までの姿勢とは異なる、自立した、【自らによる思考】重要性に気づいた一年でした。

 

私のカウンセリングへの姿勢に、重大な影響を与えた、ターニングポイント。

 

また、これが、大学時代の「法学」の学び方にも、上手く繋がるわけでして。

 

特に、当時代ゼミにいらっしゃった、英語の西きょうじ先生や、生物の中嶋寛先生の雑談からは、影響があったと思います。サテラインでの授業、懐かしいですね。

 

 

3.分析力のルーツ②:ドラマ「西部警察」

 

私が大学生時代、テレビ朝日では、午前中にドラマ「西部警察」の再放送がされていました。

 

私がこのドラマを最初に観たのは、たしか保育園児のときでしたね。当時は、「マシンXかっこいい!」とか、「スーパーZに乗りたい!」とか、「カーアクションすげえ!!」などとしか思っていませんでした(まあ子供ですからね)。ちなみに、それが、私を車好きにしたルーツですが…。

 

登場する刑事としては、寺尾聡さん演ずる、「リキ」こと「松田猛刑事」に憧れていましたね。スラっとした、スマートな雰囲気が格好良かったです。

 

しかし、大学生のときは、渡哲也さん演ずる、「団長」こと「大門圭介部長刑事」推理分析していました。「なぜ、団長はそう分析するのかな」「なぜ、団長はそう判断するのだろう

 

ビデオに撮って(当時住んでた学生アパートにあった「テレビデオ」で)何度も見直し、分析していました。実はこれが私の分析力の基礎を作ってくれたわけです。俳優の皆さんの表情・セリフの発し方、脚本、監督…。素晴らしいキャストの皆さんで作られた作品だからこそ、「教科書」にさせていただけたようにも思います。有り難いことです。

 

「西部警察」による分析トレーニングをする以前の私と、したあとの私。自分でも思うのですが、分析力は全く違います。作品を楽しみながら、必要な分析力の基礎をマスターできたことは、正直ラッキーでした。

 

     

4.分析力のルーツ③:頭文字Ⅾ

 

「頭文字D」、つまり、“イニシャルⅮ”といえば、「ドリフト漫画」というイメージが世間一般では強いでしょう。…まあ、それは置いておいて…。しかし、私にとっては、違います。

 

登場人物に「高橋涼介」という、白のFC3S(マツダ・サバンナRX7)に乗る、医大生がいます。さて、彼の目の前の問題に対する「読み」。これは、私の「分析」の取り組み方に、絶大な影響を与えていると考えます。

 

論理的科学的、そして、心理的な、「読み」。

 

結局、クルマのレースも、人間の行動ですから、共通の「法則」が適用できます。それを教えてくれた、作品です。

 

 

5.キャラクター分析のルーツ:ものまね 

 

ちなみに、キャラクター分析のルーツは、僕の「ものまね好き」にあるように思っております。幼少期から、「ものまね」が好きで、下手ながら様々な芸能人の方々などのものまねをしてきました。特に大学生のときは、様々な母校の大学の先生方のものまねをし、友人や、当時所属していた大学のサークル「法律研究会」の後輩に披露していたものです。…けっこう好評でしたけれど…(先生方、その節は誠に申し訳ございません…)。

 

ものまねをするには、人間観察ができるかが重要です。その方がどう思われ、どう判断され、どう行動なさるか…。その一連の流れを把握しないと、その方に似ないと思うのです。コロッケさんや、清水ミチコさん、中川家さんなど、大変参考になります。

 

また、その一連の流れを把握するトレーニングを積み重ねることにより、「人は果たしてどういう場合にどう思うのか」、すなわち、「共感力」もさらに磨かれるものと思っております。

 

さらに実務において人間観察の経験を深めていくと、失礼ながら、カテゴリー別に分類もできてきます。このようなタイプの方はこう思われ、こう判断され、こう行動なさる、というように…。

 

これが、僕の「キャラクター分析」の基礎となっていると思います。

 

 

6.「離婚行政書士」を作ってくれた、数々の法律系の作品

俺たちに気をつけろ。

これが、たしか、「弁護士になりたい」と、決意した作品。…なれませんでしたが(笑)

・『カバチタレ!』

行政書士という資格を、どうのように活かすか。一つの「物語」として、楽しんだ作品。ただ、少なくとも、「法律家としての志」は学べた作品。

・『ビギナー』

事実につき、法律をどのように当てはめるか、参考になった作品。

・『離婚弁護士』

「離婚行政書士」の参考になった作品。離婚に関する弁護士の場合の実務と、依頼人との向き合い方を学んだ作品。

・映画エリン・ブロコビッチ

依頼人の心や、物事を動かす「力」を学べた作品。

・映画サンドラの小さな家

DVに悩む主人公が、居場所を作ろうと、周りの協力を築く作品。

 

 

さて、これらのルーツを活かし、これまで15年以上、様々なご夫婦の辛さ、悔しさ、悲しさを依頼人の皆様より行政書士として「ぶつけられて」きました。弁護士の先生の了解を事前に得て、依頼人の法律相談に精神的に付き添った経験も何度かあります。ときには、バトンタッチした弁護士の先生が「苦闘」なさるような案件も何件かありました。また、なかには、後に判例が変わるかもしれぬ、民法(家族法)上の大問題に関わったこともあります。

 

しかし、これらルーツを活かし、そのような様々な経験を経てきているからこそ、今の「離婚行政書士」としての自分が、少しずつ(もちろん、まだまだ修行は続きますが…)形成できたきたように思います

  

 

「暮らしで生じた法的問題を解決する弁護士になりたい!」と思い、大学の法学部に進学し、紆余曲折を経て、結果、現在、行政書士として16年目となるわけですが、いつの間にか、依頼人の皆様のニーズにより自然の流れでその中でも自分の主に扱うべき離婚に関する仕事に収まった、でもそれはよかった、と今は思っております。