見落とされがちな「離婚の基本」

離婚行政書士 渡邉 康明
様々な受験と同様、離婚問題も、基本からの準備が大切です。

「最適な離婚後」。そして、幸せな未来へ…。

 

そのためには、離婚後も、元夫婦間でトラブルを抱えたままにしない、なるべく、互いに相手に対して、嫌な感情を残さない離婚を目指す。それが大切でしょう。なお、それは、「法律」では解決が難しいでしょう。

 

 

これを実現するためには、前提として、離婚の基本である、離婚前夫婦につき、何を知り(気づき)、だからこそ何をしてきたか」が、重要となります。

 

実は、実務においては、この基本の把握が無きまま、協議離婚の手続きがされている場合が多いのです。ちなみに、聞くところによれば、調停離婚や、裁判離婚は、なおさら、そのように感じます。

 

もし、離婚の基本の把握が不十分なら、離婚後が心配です。なぜなら、対策も、不十分に終わっている可能性が高いからです。

 

 

ちなみに、二つ目「何」には、私の離婚サポートである「計画」「実行」「対策」が入るでしょう。

 

問題は、一つ目「何」。これには、「感情」が入るでしょう。私の離婚サポートでは、「冷静」「整理」「分析(キャラクター分析含む)の段階です。

 

 

さて、私は、離婚の問題とは、他の人間関係のトラブルよりも、「感情」の問題が大きいと思っております。

 

 

なぜなら、一度「家族」となったから。夫、妻、父、母、子ですよね。

 

 

そうなると、失礼ですが、お互いに、「甘え」というものも、どうしても生じてしまいます。また、「嫉妬」や、「妬み」「嫉み」「怨み」「絶望」などの、マイナスの感情も、お互いに生じやすいものです。

 

 

なおかつ、「雨が降れば傘を差す」。これは、松下幸之助さんが生前おっしゃっていた言葉です。これは経営についてのお話しですが、基本は、夫婦問題でも、やはり同じなのです。

 

なぜなら、怒るようなことをされれば、貴方は怒るでしょう。

 

そう、感情も同じ。だから、このような「当たり前」のことに気づき、その準備対策をする。それが肝心なのです。

 

 

ところが、様々なお話を聞くと、残念ながら、現在は、離婚に関する法律の実務の場合、感情の問題への対策は、放置されやすいのです。

 

 

すなわち、法律的な対策だけで終わり、感情の問題は、依然として、残ったままだったりする場合が多いのです。

 

 

そして、感情の問題が、深刻でなければよいのですが、あまりに深刻だと、仮に、離婚が法的に解決できても、第二、第三のトラブルが、新たに生じる可能性があります。

 

 

だからこそ、感情を大切にし、法律以外に、「何を知り、気づくか」は、重要だと考えています。

 

 

つまり、相手のキャラクター相手の状況貴方のキャラクター貴方の状況、そして、夫婦や家族の状態について、知る、気づく。

 

 

まずは、ここが大切なのです。でないと、感情のトラブルは、悪化していくでしょう。だからこそ、それらをに、感情の問題から考え離婚準備をしていく。

 

 

「法律」は、たしかに大切です。しかし、「感情」は、もっと大切なのです。

 

 

ゆえに、本来は、感情把握と、それをふまえた準備「離婚の基本」だと、思っております。

 

 

ちなみに、私の離婚サポートは、感情把握(冷静・整理・分析)と、そのための準備(計画・実行・対策)基本としております。