他の案件より慎重にすべき、家庭間のトラブル

３カ月ほど前、とあるニュースを見ました。それは、一家全員亡くなった事件でした。

 

報道によると、家族による殺人事件かもしれぬということでした。まだまだ詳細は不明ですが、とても悲しく、考えさせられる事件だと感じました。

 

さて、このような家族間の事件は、実は多いそうです。

 

それはどうしてでしょうか。

 

自分なりに考えると、以外のことがあるのではないか、と考えます。
１、家族は最も親密な間柄であり、甘えなどが生じてしまう。
２、家族は最も親密な間柄であり、愛情がある。または、家族に対し、言葉は悪いが「所有物」のような感覚の方もいる。だから、自分と道連れにしようとしてしまう。
３、家族は最後の頼る人。だから、その家族にわかってもらえなかったり、許してもらえなかったり、突き放されたり、裏切られると、怒りや憎しみが他の人の場合よりも増大してしまう。

 

…どうでしょうか。まあ、私はこの道の専門家ではありませんが、これまで見てきた事件により、このような背景があるように感じております。

 

しかし、家族でもめた場合が、やはり一番怖いと感じます。同じ屋根に住んでいる場合は、なおさら怖いと思います。怒りや憎しみを同じ屋根の下に暮らす家族間で持てば、いつそれが爆発するか不安です。

 

離婚問題や、相続問題。これらは特に要注意です。

 

私は、どちらも、残念ながらひどい争いになってしまったケースを知っています。当然、行政書士業務では解決不可能となり、弁護士の先生にバトンタッチをせざるを得ない事案です。

 

対策としては、日々の家族間のコミュニケーションを高める、家族間で不安や問題がある場合は、早めに各専門家に相談する、これらが大切だと思います。

 

とにかく、家族間のトラブルはその他の方とのトラブルより、実は怖いと感じます。

 

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◯ 離婚行政書士　渡邉 康明（わたなべ やすあき）

行政書士として、行政書士法人エド・ヴォン東京オフィスに所属しております。

 

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