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思う壺

【思う壺】

離婚の話をする際、相手によっては、その話を避けるべく、また、自分に有利にするべく、自分の知りうる、ありとあらゆる手を打ってくることもあるでしょう。

たとえば、テレビで知った知識や、ネット、本で知った知識。はたまた、離婚経験者から知った成功のパターンなど。

自分も必死なら、相手ももちろん必死。

だから、こちらは、いつもデンと腰をすえ、相手が何を言ってきても動じない心と冷静な行動が必要になってきます。

相手への反論などは、その場で、すぐにしなくてもよい。

「検討します」で、その場ですぐ言わないといけない状況を止めてもよいのです。

慌てる方が、動揺する方が、パニックになる方が、むしろ相手の「思う壺」なのです。


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 離婚行政書士 渡邉 康明

 【東京都行政書士会所属、行政書士。夫婦問題研究家】

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